これはわからないので父が言ったことをそのまま書きました
『そもそも戒名とはなぜ必要なのかな~❓』
『皆様、父母からこの世に生を受け〝 命名 〇〇 ” とお名前をいただきましたね。
しかしこのお名前には有効期限がございます。
。。。。。それは、生まれてから亡くなるまでです。
だから命の名、命名と言います。
従って、命が尽きるとこの世の俗の名、俗名となります。
俗名ではあの世には逝けません。
逝けたとしても、いつまでもこの世に未練を残したままになります。
要するに浮かばれていません。
特に交通事故や病など早くご逝去された方は、この世との決別がなかなかできません。
そこで我々真言行者がお葬式の時、臨終大事という印を結び、戒名を授け、仏様の世界(あの世)へ引っぱり導いてもらいます。
これを引導作法といいます。
お葬式の時、死者に向かって髪を剃り、戒律を授け、佛の目を授け、血脈といって宗祖より何番目の弟子になりました。そして戒名も授かりましたのでお導きください。と我々真言行者がお願いをしています。
その時に普通、御戒名授與證は院号など位高名しか書きません。
しかし私はふとこんなことを思いました。
お墓で拝んでいました。
この古い先祖様はどんな人生だったのかな~?
楽しかったのかな~?。。。。と
だいたい孫、ひ孫くらいまでは覚えて手を合わせてくれますが、それ以降はどんな人だったか全然分かりませんね。
そこで私独特の戒名授與證を書いて残しておくと「あーこんな人生の人だったんだなー」と思いながらお墓やお仏壇などで手を合わせてくださいます。
それから死を迎えることは誰だって辛いですし怖いです。
が、少しでも気持ちが和らいで、いい人生を送ろうとすることに繋がるのかなと思って書いています。
これが私の戒名授與證を書く意味です』
と、父が言っています。